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押さえておきたいお酢の種類と秘めたる9つの健康パワー


お酢は醸造方法と原材料で種類が決まる

酢毎日の食生活を豊かにしてくれるお酢。

造り方によって大きく醸造酢と合成酢、さらに原材料によって穀物酢、果実酢、醸造酢(穀物、果実以外が原材料)の3つに分けられ、風味やコク、栄養成分が異なります。

最近ではその健康効果がクローズアップされ、「飲むお酢」やサプリメントも市販されていますから、健康管理のためにも上手に活用したいですね。

醸造酢

酵母菌により原料の糖分をアルコールに変え、さらに酢酸菌によって発酵させて造ります。

穀物酢…米酢/玄米酢/黒酢/香醋(香酢)

米酢

日本でもっとも長い歴史をもつお酢で、まろやかな味わいとほのかな甘みが特徴。

特に米100%の純米酢は、芳醇な香りと深みのあるコクが、素材の持ち味を引き立てる名わき役。

繊細な日本料理に欠かせない存在です。

玄米酢

精白していない玄米から造られる健康調味料。独特の旨みやコクがあり、深く複雑な風味が特徴です。

アミノ酸、ミネラル、ビタミン、カリウムなどをたっぷり含み、最近の研究で高血圧予防にも効果があることが分かっています。

黒酢

精白していない米や麦を原料に、長期間かけて発酵・熟成させた琥珀色のお酢です。

アミノ酸やミネラル分がきわめて高く、すぐれた健康効果から「飲むお酢ブーム」の立役者に。

香り高く芳醇な味わいが特徴なので、卓上調味料やドリンクに最適です。

香醋(香酢)

「医食同源」で知られる、中国の人々の活力を支えるのが香醋。原料はもち米と水だけで、アルコールにモミ殻を加えて発酵させる独特の製法が、300年の昔から守られています。

香り高く旨みが強いのは、天然アミノ酸がバランスよく含まれているため。

果実酢…リンゴ酢/ワインビネガー ブドウ酢/バルサミコ酢 ブドウ酢/紅酢 ザクロ酢

リンゴ酢

さわやかで甘い香り、すっきりとした酸味がマリネやドレッシングにぴったり。

米国バーモント州に伝わる、長寿の民間療法「バーモントドリンク」でも有名です。カリウムが高血圧・糖尿病予防に、リンゴ酸やクエン酸がダイエットにも有効。

ワインビネガー ブドウ酢

ワインから造るお酢で、イタリア料理やフランス料理には欠かせない存在。

糖質が少なくヘルシーなお酢としても知られています。ぶどうの香りと料理の華やかなマリアージュが楽しめる、美味しいお酢の代表選手です。

バルサミコ酢 ブドウ酢

北イタリアのモデナ地方で千年以上前から造られているお酢。

「調味料のキャビア」の異名を持つ、最高級品です。甘みの強いブドウを厳選し、材質の違う樽に移し替えながら5年~7年かけて熟成します。料理の仕上げに数滴たらすだけで、シェフの味に。

紅酢(ホンチョ) ザクロ酢

女性ホルモンと似た働きで、美と健康をサポートしてくれるザクロ。

その美容成分を発酵させたのが韓国の飲むお酢、紅酢です。フルーティな味で続けやすいことも人気となり、若い女性たちの間でブームに。日本でも販売されています。

合成酢

化学的に合成した酢酸を水でうすめ醸造酢を加えたもので、食用酢としては使われていません。

知れば知るほど摂りたくなる、お酢が持つ9つの健美効果

最近疲れやすい、翌日まで疲れが残り朝起きるのがツライ・・・。

そんな症状はありませんか? それは偏った食生活やお酒の飲みすぎから、体が「酸化」しているせいかも知れません。

そこで注目したいのが、体を弱アルカリ性に保ってくれるお酢のチカラ。

お酢には、他にも健やかな毎日をサポートし、体の中から美しくしてくれる健美効果がいっぱいです。

1)お酢のクエン酸が疲れた体を癒す

疲れ毎日の活動に必要なエネルギーは、ブドウ糖から作られます。

このブドウ糖がキチンと燃えずに体内に残ると酸性物質となってたまり、体が酸性に傾いていきます。

これが疲れの原因です。お酢に含まれるクエン酸には、体内の酸性物質をアルカリ性に変えてくれる働きが。

これに「疲労回復ビタミン」と呼ばれる、ビタミンB1が豊富な豚肉を組合せればベスト。

疲れを感じたら、酢の物+豚の生姜焼きのゴールデンコンビで乗り切りましょう。

2)お酢の減塩効果で、うす味が好きになる !?

血圧が高めの人や病気予防のために、減塩を心がけている人も多いことでしょう。

そんな人におすすめなのが、料理の風味づけにお酢で味をととのえる”お酢のチョイ足し健康法”。

和えものに醤油の代わりに三杯酢を使ったり、煮物の塩分を減らして代わりにお酢を加えたり・・・。

酢の酸味が食材の旨みを引き立て、アミノ酸の働きで料理にコクが加わって、知らないうちにうす味が身につきます。

3)「サラサラ血液」にお酢のアミノ酸が効く!

お酢に豊富に含まれるアミノ酸には、コレステロールが血管にたまるのを防ぎ、善玉コレステロールをふやして、悪玉コレステロールや中性脂肪をへらす働きがあります。

またクエン酸には、白血球が互いにくっついたり、血小板が固まるのをガードする働きが。

血栓を溶かす効果の高い納豆や、血栓を作りにくくする青魚などと一緒に摂ると、さらに高い効果が期待できます。

4)血糖値や血圧を下げるお酢のパワー

酢の物お酢の主成分酢酸やクエン酸は、体内での糖質利用を高めることによって、血糖値を安定した状態に保つ働きがあります。

またお酢に含まれるペプチドには「ACE阻害剤」という降圧薬と同等の働きがあることは、意外と知られていない事実。

献立に酢の物をプラスしたり、ピクルスなどの常備菜を活用して、毎日欠かさずお酢を摂るよう心がけましょう。

5)カルシウムの吸収を助け骨粗しょう症を予防

お酢はカルシウムと結びつくと酢酸カルシウムとなり、消化吸収率や骨への定着率がアップします。

骨付き肉や殻つきの貝、小魚を煮るときには酢を加え、煮汁ごと食べるようにすれば、大切なカルシウムをムダなく補給できて効率的。

魚の骨もやわらかくなるので丸ごと食べられ、骨粗しょう症の予防にもなります。

6)疲れ気味の肝臓にお酢でやさしい思いやり

アルコール同じようにお酒を飲んでも、二日酔いになる人とならない人の差は、ズバリ肝機能の違いです。

お酢の酢酸は肝臓の働きを助け、アルコールの分解を促進。

また酢に含まれるアルギニンというアミノ酸には、弱った肝臓の細胞を修復してくれる働きもあります。

連日の飲み会で肝臓のオーバーワークが気になる人は、お酢を積極的に摂って、肝臓を労わってあげましょう。

7)体の中からキレイをつくるアミノ酸パワー

飲むいつまでも若々しく美しくありたい、そんな女性たちの願いを叶えてくれるのがお酢、特に黒酢や香醋、玄米酢に多く含まれるアミノ酸のチカラです。

肌の潤いは、角質層にある潤い成分の貯水ダム――天然保湿因子NMFが水分をたっぷり蓄えることで保たれているわけですが、このNMFの半分近くを構成しているのがアミノ酸。

1日15~20ccのお酢ドリンクでアミノ酸を補給して、潤いのあるみずみずしい肌を手に入れてください。

8)中国の女性アスリートがスリムでパワフルなわけ

中華粥中国を旅行すると、女性たちが料理に香醋をかけて食べているシーンをよく見かけます。

特に印象的だったのは、新体操選手をめざす女生徒たちが、鶏と野菜のスープ粥に香醋をかけて食べていたこと。

彼女たちのようにスリムな体型をキープしながら、最高のパフォーマンスのため充分な栄養を摂らなければならない女性たちにとって、香醋は万能のお助けフーズというわけです。

9)健康だけじゃない、お酢は調味料としても実力者

お酢お酢は健康と美容に良いだけではありません。

食材本来の旨みを引きだしてまろやかな味に仕上げる、魚の生臭さを消してくれる、肉をやわらかくして風味を増す、油っこい料理をサッパリさせる、野菜のアクを取り色鮮やかに仕上げる、強い殺菌作用で食中毒を予防する等々、まさに万能です。

お酢の栄養価・飲みやすさ・味・価格比較

種類 アミノ酸量 その他の栄養素 飲みやすさ 価格
米酢 多い 主に料理で使う 日本人好みのコクとまろやかさ、麹の香りが和食にピッタリ 手頃
玄米酢 非常に多い ミネラル、ビタミン、カリウムが豊富   旨みやコク、深く複雑な風味がある やや高い
黒酢 非常に多い ビタミン・ミネラルが豊富

 

まろやかで芳醇な味わい やや高い
香醋 非常に多い 疲れを取り、活力のもとになる   芳醇な味わいと香り やや高い
ワインビネガー 多い 糖質が少なくヘルシー、ポリフェノールが豊富   スッキリと爽やかな酸味 手頃
バルサミコ酢 非常に多い ポリフェノールが豊富   まろやかで甘酸っぱい味と濃厚な香り 高価普及品もある
紅酢 多い ビタミンC、カリウムが豊富、コラーゲン、ヒアルロン酸、食物繊維、オリゴ糖を含む   ジュース感覚でゴクゴク飲める 手頃
粕酢 少ない 少ない 江戸前寿司に使われる お寿司との相性は最高 手頃
もろみ酢 黒酢より多い クエン酸が非常に多い、ビタミン・ミネラルも豊富   酸味がまろやか、フルーティな味わい やや高い

※特定のメーカーや個別の商品によらず、一般的に言われている基準で比較しています。

さあ、お酢でイキイキ健康生活を始めましょう

世界にはおよそ4000種類のお酢があると言われています。

そんなお酢と健康の関係について研究者が口を揃えるのは、良いお酢がある地域には健康長寿な人が多い、そして女性が美しいという事実です。

あなたも良いお酢を選び、イキイキと活力ある日々を手に入れてください。



kata001山口県と北海道にて病院勤務後、栄養カウンセリングサービス「Olive」を運営中。リモートでのダイエットサポートや病気の相談、アドバイスを行っている。
資格:栄養士・管理栄養士、食生活アドバイザー2級

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